在校生の方へ

5月6日までの臨時休校について


2020/04/09 11:30

 新型コロナウイルス感染症防止対策のため4月8日以降,5月6日まで臨時休校とします。
 4月7日に国の感染症対策本部が対策特別措置法に基づき発出した緊急事態宣言を受けて,千葉県知事が実施する緊急事態措置では「生活の維持に必要な場合を除き,昼夜を問わず,みだりに自宅等から外出しないこと」とする『外出の自粛の要請』がありました。
 一方で,対策特別措置法に基づく施設使用制限要請は行われませんでした。もし今後に学校施設の使用制限等の要請があった場合には,学校保健安全法20条に基づく臨時休業等を行うこととなりますが,現在はその段階ではないため,「外出自粛の要請という緊急事態措置に協力するための学校独自の判断による自主的な臨時休校」となります。
 生徒とご家庭の皆さまには,しばらくの間,通常授業が提供できずご迷惑をおかけしますが,生徒の安全と社会の安全を考えて感染症拡大防止のために実施するものですので,ご理解とご協力をお願いします。生徒は、感染症拡大防止のため、休校中は基本的に自宅で過ごし、体温測定など健康管理に留意してください。
 また,通常授業に代わるものとして,オンライン授業を実施します。4月15日以降の実施に向け準備中ですが,ご家庭でインターネットを通じて視聴するためのスマートフォンやパソコンなどの準備と,連絡用の電子メールアドレスの設定をお願いします。

1.臨時休校の対応の概要
 臨時休校期間中の学校の対応は,文部科学省による「新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイドライン」に則って対応します。
(1)もし生徒または教職員の感染が判明した場合  現時点では該当生徒・教職員はいません。
 県・保健所と相談の上,学校内における活動の様態,接触者の多寡,地域における感染拡大の状況,感染経路の明否によって,感染が拡大する可能性について個別の事情をみながら,臨時休業すべきか否かを判断します。なお,「感染経路が判明しており,学校外で感染したことが明らかで,他の生徒等に感染を広めているおそれが低い場合」は臨時休業を実施する必要性は低いとされています。
(2)感染者がいない学校も含めた,地域一斉の臨時休業等の要請  現時点では休業要請はありません。
 地域感染者数や感染経路が明らかでない感染者が急激に増加している地域では,知事や市長から外出自粛要請や,集会・イベント・会食などの行動制限メッセージが出された場合は「感染症拡大警戒地域」として,知事や市長が学校に対して一斉臨時休業を要請することがあります。
(3)通学の配慮
 電車等の公共交通機関を利用している生徒は,徒歩通学の場合より,通学中に感染が生じたり,生徒から感染が拡大したりする可能性が高まります。このため,通学に公共交通機関を利用している場合には,時差通学や分散登校なども検討することが考えられます。
 千葉学芸高等学校への通学では,多くの場合,満員電車などの状況は発生しておらず,始業時刻も通勤ラッシュの時間帯から外れているため,公共交通機関利用に伴う感染の可能性はあまり高くないと考えられます。現時点では特に対応の必要は認められません。
(4)新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象区域に属すると特定された地域における臨時休業  緊急事態宣言地域ですが,現時点では休業要請はありません。
 特別措置法による緊急事態宣言の対象地域となった場合,知事は学校施設の使用の制限や停止を要請することが可能です。もしその要請があった場合は,その要請内容に応じて,学校保健安全法20条に基づく「臨時休業」などを実施します。
 4月8日現在,施設使用制限の要請はなされていません。

2.学習指導について
 臨時休校中に学習に著しい遅れを生じることがないよう,ICTを活用した家庭学習と,教師による対面での学習指導や学習状況の把握により,生徒の学習を支援します。
(1)家庭学習について
 自宅で学習を進められるよう,教科書を活用するとともに,生徒の学習段階に応じて,紙の教材,テレビ放送を活用した学習,オンライン教材(Classi, スタディサプリ,その他※)を活用した学習を課すほか,ビデオ会議によるオンライン授業などを展開します。
 オンライン授業は臨時休校中,平日の午前中の時間帯を中心に時間割に沿って行います。家庭で自習時間に行っていただく課題演習・予習・復習などと組み合わせて実施するものとします。質問や学習支援なども電子メールやClassiを通じてオンラインで行うほか,必要に応じて「(3)個別登校」による学習支援も行います。
 参考:「子供の学び応援サイト」(文部科学省) https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/index_00001.htm
(2)登校日の設定について
 生徒の学習状況の確認や補習等の学習指導を適切に行うとともに,生徒指導,児童生徒等の健康観察を適切に行う観点から,登校日(授業日を含む)を適切に設定します。その際には,密閉・密集・密接が重なりあう状況を避けるなど感染症大防止のための措置を講じます。  登校生徒は,マスク着用などの咳エチケット,手洗い,手指消毒を実践してください。体温を測定し37.5度以上の発熱など風邪症状のある場合は登校を控えてください。
(3)個別登校・学習支援
 学年別等の登校日のほかに,学習状況の確認等のために家庭訪問を行うことができるほか,生徒が個別に学習相談などで登校することができます。あらかじめ教科担当者などと時間の打ち合わせをしたうえで登校してください。  スクールカウンセラーによる生徒・保護者への心理相談も実施します。あらかじめ学校に予約したうえで来校してください。  登校生徒は,マスク着用などの咳エチケット,手洗い,手指消毒を実践してください。体温を測定し37.5度以上の発熱など風邪症状のある場合は登校を控えてください。
(4)クラブ活動について
 臨時休校中は,クラブ活動は基本的に自粛とします。  生徒・家庭の判断によって自主的に活動する場合は「(5)学校施設の開放」を参照してください。
(5)学校施設の開放について
 生徒の健康保持の観点から,地域における感染拡大の状況を踏まえ,「3つの密」を避けつつ,学校の校庭や運動場,体育館等の施設を開放します。また,インターネットによる在宅学習の環境が準備できない生徒など学習支援の必要がある生徒のために,コンピュータ教室等も開放します。
 施設の開放に当たっては,利用生徒の健康管理と施設の衛生管理のため,教科担当者またはクラブ顧問がそれぞれの施設の管理にあたります。学校施設を利用する生徒は,施設管理教員の指示により活動してください。なお,17時以降の施設開放は行いません。
 登校生徒は,マスク着用などの咳エチケット,手洗い,手指消毒を実践してください。体温を測定し37.5度以上の発熱など風邪症状のある場合は登校を控えてください。また,施設の衛生管理(換気,手の触れる箇所の消毒等)に協力してください。