吹奏楽部
2022年03月27日(日) 場所:東金文化会館
15時30分開場
16時00分開演(18時00分終演予定)
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※入場は学校関係者、部員保護者、吹奏楽部関係者のみ
第20回定期演奏会 演奏曲目
第1部
♪ステンドグラス(打楽器7重奏)
♪鳥之石楠船神
♪プパツェッティ
♪シェルタリング スカイ
♪組曲「展覧会の絵」より
~休憩~
第2部
♪学芸会 他
YouTubeライブ
【曲目紹介】
♪ステンドグラス(打楽器7重奏)
部員14人の半数が打楽器奏者の本校吹奏楽部が、今年度のアンサンブルコンテストには打楽器と管楽器の2つのグループに分かれて参加しましたが、打楽器の7名が選んだ曲がこの「ステンドグラス」です。地区来会では2年連続の地区代表として選出されましたが、千葉県代表の壁は高く厳しいものでした。
12月の千葉県大会の後は気持ちを切り替えて定期演奏会の練習に集中して来ましたが、無観客のコンテストではなく、どうしてもライブで聴いていただきたいという想いが今日ここで叶うことになりました。コンテストから3ヶ月、毎日のように練習を重ねたあの演奏を再現することは難しいかも知れませんが、この曲の世界観を感じていただけるように演奏したいと思います。
♪鳥之石楠船神
「鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)」は、日本神話に登場する神で、また、神が乗る船の名前でもあります。作曲者の片岡寛晶さんは、この作品が完成した時に頭に浮かんだ4つの言葉「鳥」「石」「楠」「船」をインターネットで検索したところ、ヒットした「鳥之石楠船神」を作品のタイトルとしたのだとおっしゃっています。
2006年に小鼓・ピアノ・マリンバ・打楽器の4人のために作られた作品が、2010年にはサックス4重奏と打楽器3重奏の7重奏版に、そして2013年には打楽器の活躍する吹奏楽のための約9分の作品として一新されました。
人数の割に打楽器奏者の多い私たちには打って付けのこの「鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)吹奏楽と打楽器群のための神話」を今年度のコンクール曲として演奏し、作曲者の片岡寛晶さんに直接ご指導いただく機会にも恵まれました。この曲と出会ったことで今まだ知らなかったことをたくさん学び、また、新しいたくさんの出会いにも恵まれました。
この思い出の曲を、コンクールでは時間制限の都合で泣く泣くカットした部分も含めて演奏いたします。和のインパクト、時折入るジャズの響き、そして壮大なスケールで描かれたバラードをお楽しみください。
♪シェルタリング・スカイ
近年、コンクールの自由曲やコンサートピースとして盛んに取り上げられる機会の増えてきたアメリカの作曲家、ジョン・マッキーの作品です。大編成の豪快なサウンドやスピード感のある華麗な変拍子が作風の1つでもありますが、この曲はアメリカ民謡の「シェナンドー」、アイルランド民謡の「ダニーボーイ」などに影響を受けた曲調を持つ2012年の作品です。
私たちは今日、故郷の平和な空、そして諍いのない平和な世界を想ってこの曲を演奏します。
♪プパツェッティ
曲名の「プパツェッティ(PUPAZZETI)」はイタリア語で人形という意味で、イタリアの作曲家「アルフレード・カゼッラ」により、操り人形の伴奏音楽として創作されました。カゼッラは第一次世界大戦と第二次世界大戦を経験しながらも、20世紀初頭のイタリアで新しい芸術運動を起こした世代の1人であり、イタリアを中心に様々な音楽活動をした人です。
この曲は今年度のアンサンブルコンテストで管楽器の7人が演奏した曲ですが、本日は全5曲の組曲から、1.行進曲、2.子守唄、3.セレナータ、5.ポルカの4曲を部員全員で演奏します。
♪展覧会の絵
ロシアの作曲家「モデスト・ムソルグスキー」が、友人である画家「ヴィクトル・ハルトマン」の遺した10枚の絵から受けたインスピレーションをもとに作った曲です。
ムソルグスキーはピアノのための作品として作曲しましたが、フランスの作曲家「モーリス・ラヴェル」が編曲した大編成のオーケストラ版が教科書に載るほど有名です。
私たちはムソルグスキーの10曲(プラス「プロムナード」と題された6曲)から、以下の5曲と2つのプロムナードを演奏します。
プロムナード、5.卵の殻をつけた雛鳥の踊り、6.サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ、プロムナード(死者の言葉による死者との対話)、8.カタコンベ、9.鶏の足の上に建つ小屋、10.キエフの大門
有名な最初のプロムナード以上に有名な「10.キエフの大門」は、曲名は知らなくてもきっと誰もが耳にしたことのある曲だと思います。