ワールド・ワイド・ウェブ (WORLD WIDE WEB)
- あなたのhtml文書に巨大なグラフィック画像を入れては
いけません。利用者がクリックすると絵を拡大することができる切手程度の大きさの画像が望ましいで
しょう。ウェブにアクセスする利用者の中には速度の遅いモデムを
利用して文書を見ている人もおり、これらの画像をダウンロード
するのには膨大な時間を要します。
- ビデオや音声のファイルを含む時には、ファイルの大きさの説明を
入れておきましょう。例えば、(10KB or 2MB)のように【10KBを選ぶと10KBのデータが、
2MBを選ぶと2MBのデータが送られるようにリンクします】。
そうすれば、利用者はそのファイルをダウンロードするのにどれだけ時間がかかるかを
知ることができ、選択の余地を得ることができます。
- URLの名前の付け方の基準をわかりやすいものに保ち、
英語の大文字小文字の切り替えが極端に多い名前は使わないようにしましょう。利用者の中には、
サイトが大文字小文字の区別に厳格であることを理解して
いない人もいますし、口伝てにURLを聞いたりして大文字小文字の区別がよくわからない場合も
あります。
- あるURLについて不確実な場合には、とりあえずそのドメインアドレスに
アクセスしてみましょう。そして、そのサイトを通して、特定のURLを探し出すようにします。
多くのURLは、WWWというノードアドレスで始まり、サイトアドレスが続く形式です。
例えば、次のような形です。
例:
http://www.cern.ch
http://www.fau.edu
http://www.ibm.com
http://www.cpsr.org
- イメージ・マップだけでテキスト(文字情報)
をつけていないURLは、画像を表示できるウェブ・ブラウザ
が使えない利用者にはアクセスできないかもしれません。
あなたのURL文書には、常にテキストによるリンク選択の余地も用意しておきましょう。
- ワールド・ワイド・ウェブの接続は、非常に多くの
バンド幅
を消費します。画像を表示できるウェブ・ブラウザを持っていても、
グラフィック画像を入手しなくても情報が得られるときには、
インライン画像
を「表示しない」あるいは「遅らせる」というオプションを設定することは、
セッション(接続)における速度の点においても、またバンド幅を確保する
ためにも良い考えです。
- URLの作者は、常にHTML文書の中にトレードマーク trademark (TM)や著作権
Copyright (C)の記号を含めることによって、ウェブに加えた自分の貢献を保護するようにすべきです。
- URLの作者は、すべてのHTML文書の最後の部分(あるいはアドレス領域)に
電子メールのアドレスを入れておくべきです。htmlのリンクの性質上、
利用者は自動的にあなたのhtml文書にリンクすることができ、質問をしたくなるかも
しれません。電子メールのアドレスがわからなければ、質問があっても誰に連絡をした
らよいのか分からくなってしまうでしょう。
- 文書の原稿の<Address>タグの後に実際のURLを入れておけば、
利用者は、将来その情報にアクセスする時のためにアクセス場所を印刷しておくことができます。
例えば、次のように記述します。
URL://www.fau.edu/rinaldi/net/web.html
- URLの作者は、最後に改訂した日付を常に入れておくべきです。
そうすればそのサイトにリンクする利用者は、維持管理されている情報がどれくらい最新の
ものであるかを知ることができるでしょう。
- ウェブサイトに置かれた、著作権法の侵害、わいせつ、いやがらせ、恐喝をする文書は、
地方や国の法律あるいは国際法に違反するかもしれませんし、適切な法務執行機関によって
訴訟を起こされることになるかもしれません。HTML文書の作者は、世界中の利用者がアクセス
することを許すということにおいて根本的な責任があるのです。
この文書を複製または配布することを許可します。ただし、この文書を無修正のまま複製・
配布することを条件とします。各章ごとに利用する場合は、この文書の原本の出所を明記して
ください。
追加、ご意見、ご助言、ご要望がございましたら、
ここをクリックして RINALDI@ACC.FAU.EDU に電子メールを送ってください。
英語原文 アーリーン・リナルディ 1995年 8月15日更新
日本語訳 斉藤 達也 1996年 2月21日更新
URL = http://www.fau.edu/rinaldi/net/web.html