> > 最近知り合ったある友人はサン・ディエゴ地域のきちんとした議論グループ > に参加していたのですが、そのネットから追放されてしまいました。問題は > まったく別の人物が私の友人のログオン名を使い、不快な言葉を使って電子 > メールに返事を書いたことだったのです。 > > インターネットの倫理と、彼の追放決定に対して抗議できる道があるかとい > うことに関してお聞きしたいのです。さらにインターネットの「監視」に注 > 意を払っている適切な人物にこの話を持ち込むべきなのでしょうか? 彼のアカウント使用を制限するのは彼が利用しているネットワークのシステム管理者 です。もし彼がユーザIDとパスワードを誰かに与えたのであれば、それは彼の過ちで あり、彼のアカウントを復活してくれるようなシステム管理者はいないでしょう。 ネットワークの利用は特権であり、パスワードとユーザIDを第三者に与えるのは無責 任であって、まさしくあなたの友人が被ったような問題を引き起こすのです。 もしも誰かがあなたの友人が気付かないうちに彼のユーザIDとパスワードを不正に手 に入れたのであれば、彼が利用しているネットワークには「安全面での」問題がある ことになります。彼はアカウントとパスワードを他人に与えたことがないばかりか、 システムのどこかにセキュリティ・リーク[訳者注:ユーザIDやパスワードを第三者 が簡単に手に入れられるような弱点]があり、誰かがアカウントを不正に利用したの だ、と管理者に伝えるべきです。あなたの友人は早急に管理者にこの事件を報告すべ きでしたが――おそらく今となっては遅すぎますが――このような場合には、彼の名 誉を回復できる価値のある試みです。 その結果の「重大さ」によっては、アカウントを不正利用した人物をあなたの友人に 対する「人格権の侵害(?)」の罪に問うことができます。彼は他の理由でも告発さ れるでしょうが、詳しいことは私にはわかりません。 私達はこの大学では過程を重視しており、一時的なアカウントの停止では罪の償いに はならないと考えています。一時的にアカウントを停止して調査を行い、罪が認めら れればそのアカウントは削除されます――もしそうでなければ復活させます。彼の状 況のような場合も、調査を受けるでしょう。 これがお役に立ちましたら幸いです。 ********************************     アーリーン・H・リナルディ - アカデミック/教育支援サービス 教育/トレーニング - フロリダ・アトランティック大学、ボカ・レートン、フロリダ  インターネット: RINALDI@ACC.FAU.EDU ビットネット:RINALDI@FAUVAX    ホームページ:http://www.fau.edu/rinaldi/arlene.html             日本語訳:杉崎 忠久