※このRFC1855の日本語訳は訳者が個人の責任で翻訳したものです。文中〔〕【】の
部分は訳者が補った注記です。日本語訳 高橋邦夫 1996年2月2日(2020年10月26日改訂)
ネットワーク・ワーキング・グループ
RFC(Request For Comments)文書番号:1855
FYI(For Your Information)文書番号:28
分類:Informational
サリー・ハンブリッジ著(インテル社) 1995年10月
高橋 邦夫訳(千葉学芸高等学校)1996年2月2日 2020年10月26日改訳
ネチケットガイドライン
このメモの状態
このメモは、インターネットコミュニティのために情報を提供するものです。このメモは、いかなる種類のインターネット標準をも規定するものではありません。このメモの再配布は、制限しません。
概要
この文書は、各組織がガイドラインを定める際に適用できるようネットワーク・エチケット(ネチケット)の最小限のガイドラインを提供するものです。そのため、適用がしやすいように、また、特定の項目を(できるだけ)簡単に見つけられるようにするために箇条書きで記述してあります。また、個々の利用者および管理者のための最小限のガイドラインとしても機能します。このメモは、インターネット技術特別調査委員会(IETF)のネットワーク責任利用作業部会(RUN; Responsible Use of Network Working Group)の成果著作物です。
目次
- 1.0 はじめに Introduction
- 2.0 1対1の通信 One-to-One Communication
- 2.1 利用者のガイドライン
- 2.1.1 電子メールのガイドライン
- 2.1.2 トークのガイドライン
- 2.2 管理者のガイドライン
- 3.0 1対多の通信 One-to-Many Communication
- 3.1 利用者のガイドライン
- 3.1.1 メーリングリストとネットニュースの一般的なガイドライン
- 3.1.2 メーリングリストのガイドライン
- 3.1.3 ネットニュースのガイドライン
- 3.2 管理者のガイドライン
- 3.2.1 一般的問題
- 3.2.2 メーリングリスト
- 3.2.3 ネットニュース
- 3.3 議長(Moderator)のガイドライン
- 3.3.1 一般的なガイドライン
- 4.0 情報サービス Information Services
- 4.1 利用者のガイドライン
- 4.1.1 一般的なガイドライン
- 4.1.2 リアル・タイム対話サービス(MUD MOO IRC)のガイドライン
- 4.2 管理者のガイドライン
- 4.2.1 一般的なガイドライン
- 5.0 推奨文献目録 Selected Bibliography
- 6.0 セキュリティの考慮 Security Considerations
- 7.0 著者のアドレス Author's Address
- 8.0 日本語版について
かつて、インターネット社会の住民は、インターネットで「育ち」、技術的な注意を受けて、その情報転送やプロトコル(通信手順)の性質を理解しました。今日、インターネット利用者の共同社会には初めてその環境を体験する人々が含まれています。これらの「新参者(Newbies)」は、その文化に慣れておらず、情報転送やプロトコルについて知る必要を感じていません。これらの新しいユーザをすみやかにインターネット文化に導き入れるために、このガイドは、各組織と個人がそれ自身で使用するために採用でき、適用できる最小限の行動指針を提示します。インターネット・アクセスの提供元が誰か(インターネット・サービス・プロバイダの個人アカウントなのか、大学の学生用アカウントなのか、会社が発行したアカウントなのか)に関わらず、各個人は、メールとファイルの所有権や適切な投稿・送信のしかた、自分自身を表現するための方法について、その組織の規則を知っていなければなりません。各組織固有のガイドラインについては、それぞれの管理者に必ず確認してください。
私たちは、この文書を3つの部分にまとめました。:
メールとトークを含む1対1の通信;
メーリングリストとネットニュースを含む1対多の通信;
FTP、WWW、Wais、Gopher、MUDとMOOを含む情報サービス
の3つです。最後に、私たちは参考となる文献を選び、目録にまとめました。
2.0 1対1の通信(電子メール、トーク)
私たちは、ある人が別の人と面と向かって会話するように通信すること、つまりトーク(対話)のことを1対1の通信と定義します。人々と付き合うための常識的な礼儀作法は、一般にどんな場合でも尊重するべきですが、インターネットの場合には、身振りや声の調子を推測させることしかできないなどの理由から、その重要性が倍増します。電子メールやトーク(会話)を通じたコミュニケーションのネチケットについてもっと知りたい場合は、推奨文献目録の参考文献[1,23,25,27]を参照してください。
2.1 利用者のガイドライン
2.1.1 電子メールのガイドライン
2.1.2 トークのガイドライン
ここでトーク(talk)とは、2人の人がコンピュータを通して会話的な対話を持つことができる一群のプロトコルを指します。
- 手紙をタイプしたりメールを送る時と同じように、大文字小文字を混ぜて、適当な句読点を使いましょう。
- 行の終わりを越えてしまったり、端末の自動改行機能に任せきりにしたりしてはいけません;行の終わりには、復帰改行(CR)を使いましょう。また、あなたが使っている画面サイズが、他の人と同じだと思ってはいけません。良い経験則としては、1行を半角70文字以内に収め、行数は12行を超えないようにしましょう(画面分割を使うからです)。
- いくらかのマージン(余白)を残しましょう;画面の端に書いてはいけません。
- あなたの発言が終了し、相手が文字入力を開始しても良いという合図に、2回改行(空白行)を使いましょう。
- 交信を打ち切る前には、常にグッドバイなどのお別れの言葉を言い、相手からのお別れの言葉を待ってから切りましょう。このことは、遠く離れた相手と交信しているときには特に重要です。あなたの交信を実現するためには、双方の帯域幅(通信回線の容量)と伝送時間(光の速度)を要していることを覚えておきましょう。
- トークは相手に対するある種の妨害活動であることを覚えておきましょう。使うのが適当な時だけに使いましょう。そして、赤の他人とは絶対にトークしてはいけません。
- 返事がない場合、その理由はいくらでも考えられます。何もかもがうまく作動していると思ってはいけません。すべてのトーク・プログラム間に互換性があるわけではありません。
- トークは、そのままにしておくと相手を再呼び出しします。1回か2回は呼び出しを行い、つながらない時には終了させましょう。
- もし相手からの応答がない時には、ほかの端末を試してみても良いでしょう。どの端末で動作しているかを見るにはfingerを使います。それでも相手が応答しない時には送信を続けてはいけません。
- トークでは、あなたのタイピング能力がわかります。あなたのタイプ入力が遅くて、ミスタイプをした時、多くの場合、修正に時間をかける必要はありません。あなたが何を言いたいのかは、たいてい相手側でわかりますから。
- 同時に複数のトーク交信をしようとするときには、慎重に行いましょう!
2.2 管理者のガイドライン
- 種々の状況(特に、違法な通信、不当な通信、偽造通信)を処理するためのガイドライン(指針)を必ず明文化しておきましょう。
- 利用者からの要望事項は、適時に処理しましょう。(翌営業日までに)
- 不当なメッセージや違法なメッセージを受け取ったという利用者への対応は早急に行いましょう。チェーン・レターに関する要請があれば、直ちに扱わなければなりません。
- ディスクの割当てのような、システム利用規定を利用者に説明しておきましょう。メールでファイルを取り寄せることに伴って、ディスクを満杯にするとか、電話代がかさむとか、メールの遅配などが起こることを利用者に確実に理解させておきましょう。
- あなたが「Postmaster」として確実にエイリアス(別名設定)されているようにしましょう。あなたが「Root」として確実にエイリアスされているようにしましょう。これらのアドレスに届いたメールは、確実に誰かが読むようにしておきましょう。
- あなたの利用者に対する苦情が来たら、寛大な心で調査にあたりましょう。アドレスは、偽造されたり成りすまされたりするかもしれないということを覚えておきましょう。
3.0 1対多の通信(メーリングリスト、ネットニュース)
1対多の通信をする時には、メールに関するすべてのルールも常に適用しなくてはなりません。1対1の通信の場合よりもはるかに多くの人を傷つける可能性があることを考慮に入れておけば、結局、一つのメール・メッセージや投稿で多くの人と通信することと、1人の相手と通信することとはとてもよく似ています。したがって、あなたのメッセージの受信者たちについてできるだけ多くのことを知っておくのは、とても重要なことです。
3.1 利用者のガイドライン
3.1.1 メーリングリストとネットニュースの一般的なガイドライン
- 何かを投稿する前に、1〜2か月の間はメーリングリストとニュースグループの両方を読みましょう。これは、あなたがそのグループの文化を理解するのに役立ちます。〔俗にROM(=リード・オンリー・メンバー)といいます〕
- システム利用者の行為に関して、そのシステム管理者を非難してはいけません。
- 多くの読者があなたの投稿を読むということを考えましょう。その中には、あなたの現在の、あるいは将来の上司がいるかもしれません。あなたが書く内容に注意しましょう。また、メーリングリストもニュースグループも、しばしばアーカイブ化され、あなたの言葉が非常に長い間多くの人々がアクセスできる場所に保管されるかもしれないということを覚えておきましょう。
- ある人の発言は、その人の個人的な意見であり、(特に明示していない限り)その所属組織の見解ではないものと考えましょう。
- メールもニュースもシステムリソース(資源)を消費するものであることを忘れないでください。その利用について、あなたの組織が定めている特別な規則についても注意を払いましょう。
- メッセージや投稿は、簡単で要領を得たものでなければなりません。無関係な話題に脱線したり、とりとめのない言葉を羅列したりしないこと。また、単に他人の誤字脱字を指摘するためだけにメールや投稿を送ったりしてはいけません。これらの行為は、他のどんな行為よりも明白にあなたが未熟な初心者であることを示してしまいます。
- サブジェクト(題名)の行は、そのグループの約束に従って書かなければなりません。
- 偽造やなりすましは、許される行動ではありません。
- 広告は、ある種のメーリングリストやニュースグループでは歓迎されますが、その他のメーリングリストやニュースグループでは嫌悪されます!これは、投稿する前に読者が誰かを知っておく、ということのもう1つの例です。完全に話題から外れたり頼まれてもいない広告を出したりすれば、確実に多数の非難のメールが届くことになります
- あるメッセージについて返事を送ったり投稿する時には、必ず先頭にオリジナルの要約を書くか、状況を伝えるのにちょうど十分な量のオリジナルの文を引用として含めましょう。これで、あなたの返事がどこから始まるのかを確実に読者に理解させられます。特にネットニュースでは、あるホストから他のホストに記事が次々と配送されるため、オリジナルが届く前に返事が先に届いてしまうこともあります。状況説明を与えることは、全員に役立ちます。ただし、オリジナルの全文を含めることはしてはいけません!
- 繰り返しますが、あなたのメッセージに署名を付けましょう。これにより、ヘッダ情報をはぎとってしまうメーラやニュースリーダでも、あなたの連絡先の情報は消されないで確実に残るようになります。
- メッセージや記事に返事をする時には慎重に行いましょう。しばしば、返事のメールや記事は元の記事のあったアドレスに返送されますが、多くの場合それはメーリングリストかニュースグループのアドレスです!個人的な返事をとてつもなく多くの人に送りつけ、みんなを当惑させてしまうかもしれません。最も良い方法は〔個人的な返事を書くときには〕「返信(reply)」ボタンに頼らずに、宛先アドレスを自分で入力することです。
- 配達証明、不着時の情報、休暇中自動応答プログラムは、完全に標準化したものではなく、インターネットメールに接続されたシステム間を経由する上で完全に信頼できるものでもありません。これらはメーリングリストに送信する時には侵略行為にあたりますし、配達証明はプライバシーの侵害であると考えている人もいます。要するに、これらを使ってはいけないということです。
- 個人宛のメッセージをメーリングリストやニュースグループに流してしまったことに気付いたら、相手とそのグループにおわびの連絡をしましょう。
- ある1人の人とだけ意見が合わないことに気付いた時には、メーリングリストやニュースグループにメッセージを送り続けるのではなく、個別に電子メールで返答しましょう。そのグループが何がしかの関心を持つかもしれない点を討論しているならば、あとで要約を投稿してあげても良いでしょう。
- フレーム戦争(感情的論争)に巻き込まれてはいけません。炎上しやすい記事は、投稿してもいけませんし、返答してもいけません。
- 返答に対して、もはや必要のない返答でしかないメッセージや記事を送ることは避けましょう。
- 等幅フォントや図は慎重に使いましょう。これらは他のシステムでは異なって表示されるでしょうし、同じシステムでもメーラーによって表示が異なります。
- さまざまなニュースグループやメーリングリストが、さまざまな趣味や話題を議論するために用意されています。これらは、生活様式、宗教、文化の多様性を表わしています。あなたが反対意見を持つグループに対し「あなた方の考えには反対だ」という攻撃的なメッセージや記事を投稿することは受け入れられるものではありません。性的、人種的いやがらせのメッセージは法的な問題になるかもしれません。攻撃的な項目があるかどうかをフィルタして探しだせるソフトウェアも利用できます。
- 〔システム環境によっては、サブジェクトの日本語文字が正常に表示できない場合があります。初めての相手にメールを送る時や、グループに送る場合には注意しましょう。不明な場合は英語かローマ字を使いましょう。〕
3.1.2 メーリングリストのガイドライン
インターネット上にどんなメーリングリストが存在していて、どう参加したら良いかを知る方法はいくつかあります。あなたの組織が、メーリングリストへの加入と投稿について、どんな方針を定めているかを確実に理解しておきましょう。一般に言えることですが、インターネットで情報を探し始めるよりも先に、まず自分の組織内の情報を調べてみることは常に良い方法です。インターネット・メーリングリストと参加方法を一覧にしたファイル群がnews.answersに定期的に投稿されています。これは、各種の話題に関するメーリングリストを探すための貴重な情報源です。推奨文献一覧の[9,13,15]も参照してください。
- 参加申請(subscribe)、脱退申請(unsubscribe)のメッセージは適切なアドレスに送りましょう。いくつかのメーリングリストソフトウェアにはこれらをキャッチできるほど賢いものもありますが、すべてが探し出せるわけではありません。メーリングリストがどのように機能しているかを学び、正しいメールを正しい場所に送るのは利用者の責任です。非常に多くのメーリングリストが -requestをつけたアドレスで参加脱退申請を受け付けるように設定してはいるものの、全部がそうしているわけではありません。参加しようとするメーリングリストで使われている方式を必ず調べておきましょう。
- 自分が参加するすべてのメーリングリストの参加申請メッセージを保存しておきましょう。通常、その中には脱退方法〔と連絡先アドレス〕も書いてあります。
- 一般に、一度あなたが送ったメッセージを回収することは不可能です。システム管理者でも、あなたが送ってしまったメッセージを取り消すことはできません。これは、自分の書いたメッセージが本当に送信したいものなのかどうか、あなた自身で確認しておかなければならないことを意味します。
- 多くのメールプログラムが持つ返信先自動設定機能は内輪の通信には役立ちますが、メーリングリスト全体に送られた時には悩みの種になります。メーリングリストから届いたメッセージに返答する時には、「Reply-To」アドレスを調べましょう。ほとんどの返信先自動設定ではメーリングリストの全参加者に送信します。
- URL (Uniform Resource Locator) やFTP可能なバージョンの入手先を示せば済む場合には、メーリングリストに大きいファイルを送ってはいけません。ファイルを複合ファイル〔分割ファイル〕として送りたい時には、そのグループの慣習に必ず従わなければいけません。どんな慣習になっているのか知らない時には、尋ねましょう。
- 長期間にわたってメールをチェックできない時には、脱退するか、「nomail」オプションの設定をする(それが利用できるときは)ことを考慮しましょう。
- 1つのメッセージを複数のメーリングリストに投稿する時、特にそのリストが互いに密接な関係のあるときには、クロスポストすることについて謝罪しておきましょう。
- 質問をしたときには、必ずサマリ(summary; 概要)を投稿しましょう。その時は、受け取ったメッセージの束を送るのではなく、正しく要約して送りましょう。
- メーリングリストの中には私的なものもあります。これらの招かれていないメーリングリストにメールを送ってはいけません。私的なメーリングリストから届いたメールの内容を、対象外の人々に広めてはいけません。
- もし論争に巻き込まれた場合は、書き手の人格ではなく、書いてある内容に議論を集中するように保ちましょう。
3.1.3 ネットニュースのガイドライン
ネットニュースは、人々が特定の関心を持つ話題について交流することができる地球的規模の配信システムです。複数の分類(ヒエラルキー=階層;〔トップグループ〕)に分割されており、主要なものは以下の通りです:sci(科学関連した議論);comp(コンピュータ関連した議論);news(ネットニュース自体に集中した議論の場);rec(レクリェーション活動);soc(社会関係);talk(息の長い決して終わらない議論);biz(ビジネス関連した記事);alt(代替の階層)。 Altの命名は、あるaltグループを作ることが、その階層の他の部分でグループを作るのと同じ手続きを踏んではいないことから名付けられています。そのほか、地域的な階層もあれば、Bionetのような広く配送される階層もあり、あなたの職場にも独自のグループがあるかもしれません。最近、humanities(人間性)階層が追加されましたが、今後もさらに追加されていくでしょう。ニュースについてのもっと長い議論については、推奨文献一覧の[2,8,22,23]を参照してください。
- ネットニュース用語の中で、「投稿(Posting)」は、1つの新しい記事を1つのグループに投稿すること、または他の誰かが投稿した記事に返答すること〔フォロー〕を意味します。「クロスポスト」とは、1つのメッセージを複数のグループに投稿することです。あなたがあるグループにクロスポストを紹介したり、記事のヘッダに「Followup-To:」を指定するときには、読者に警告しましょう!読者は、たいていの場合そのメッセージが特定の1グループに投稿され、フォローはそのグループ内に掲載されるものだと考えています。ヘッダ情報でこの動作を変更できます。
- 返返答を投稿する前に、進行中の議論のすべて(スレッドと呼びます)に目を通しましょう。前の投稿に同意する内容しかない「Me Too(私も)」メッセージを投稿することは避けましょう。フォローアップ記事は、引用された内容を発展させたものでなければなりません。
- ある質問への回答を1人の人だけに与える場合にはメールを送りましょう。ニュースは地球規模で配送され、個人的な返答には世界全体がたぶん全く関心を持っていないことを覚えておきましょう。しかし、何かそのニュースグループの参加者が共通の関心を持ちそうな記事の場合には、投稿するのをためらってはいけません。
- 記事ヘッダの「Distribution(配送範囲)」部を点検しましょう。しかし、それに頼ってはいけません。News配送の複雑な方法のため、Distributionヘッダは、あてにならないものになっています。しかし、限定された読者が関心を持ちそうな記事をあなたが出す場合には、あなたの投稿の配送がそれらの人々に限定されるように、配送範囲指定行を使いましょう。たとえば、ニュージャージー州の読者だけに関心のありそうな記事を出すには、Distributionに「nj」を指定します。
- もし、ある記事が複数のニュースグループの関心の範囲にあるものと感じたら、それぞれのニュースグループに個別に投稿する〔マルチポスト〕のではなく、必ずクロスポストにしましょう。一般に、これを正当化できるほど似通った関心を持つニュースグループの数は、おそらく5〜6グループにすぎません。
- 質問を投稿する前に、文献資料(コンピュータマニュアル、新聞、ヘルプファイル)を使うことを検討しましょう。答が他の方法で簡単に手に入るような質問をニュースグループに尋ねると、RTFM (read the fine manual;良いマニュアルを読め…fで始まる言葉には普通はもっと低俗な意味の言葉が当てられますが)という不機嫌な返答が返ってきます。
- 広告行為を歓迎するニュースグループもありますが、一般には話題に関係ない商品を広告することは、犯罪以外のなにものでもないこととみなされます。広告をあらゆるニュースグループにそれぞれ送ることは、ほとんど確実にインターネットアクセス権をはく奪されることにつながります。
アクセス権をはく奪されることにつながります。
- もし自分の投稿に誤りを発見したなら、できるだけ早くその記事をキャンセルしましょう。
- 自分の書いた記事以外の記事をキャンセルすることは絶対してはいけません。自分の記事をキャンセルする方法がわからなかったり、チェインレターのようにキャンセルする必要がある記事を見つけた場合は、あなたの組織の管理者に連絡をとりましょう。
- あなたが何かを投稿した後で、即座にそれを見ることができない場合でも、投稿に失敗したのだと思い込んだり、再投稿したりしてはいけません。
- グループの中には、他の状況では疑問視される内容の投稿を許しているものが(むしろ歓迎するというものも)あります。それでもまだ、あなた以外のすべての読者があなたと同様に適切な投稿だと思ってくれる保証はありません。読者を怒らせるのを避けるためには、ローテートユーティリティ(記事の中の全部の文字をアルファベットの13文字分ずらすツール)を使いましょう。たとえば、UNIXの場合、Rot13というユーティリティがあります。
- 映画または本について議論するグループでは、作品の内容を暴露する投稿に「スポイラー(Spoilers;ネタばらし)」という目印をつけることが必須とされています。サブジェクトにSpoilers〔ネタばれ〕という語〔内容を暴露しているという注記〕をつけましょう。内容が目に触れないように、あなたの記事の始めに空白行を入れるとか、ローテート(転字)させるかしておいても構いません。〔「この先は閲覧注意」などとして、読者の判断で先を読むかどうか選択でき、読みたい人だけが内容を読めるように工夫しましょう。〕
- ニュース記事を偽造することは、一般に非難される行為です。自分自身を偽造から守るためには、アメリカのPGPのように変造を検出する「指紋」を生成するソフトウェアを使うことができます。
- 匿名のサーバを経由して投稿することは、あるニュースグループでは許容されることもありますが、その他大多数では嫌われています。個人名を明かして投稿するのが不適当な内容の記事は、匿名で投稿するときにも不適当なものです。
- モデレートされた(検閲を受ける)グループに投稿する時には、いくらか遅れて掲載されることを了承しておきましょう。議長(モデレータ)は、あなたの記事のサブジェクト(題名)を特定のスレッドにふさわしいように変更することもあります。
- フレーム戦争(感情的論争)に巻き込まれてはいけません。炎上しやすい記事は、投稿することも、それに返答することもしてはいけません。
3.2 管理者のガイドライン
- ネットニュースへの参加、およびメーリングリストへの参加に関するあなたのサイトの方針をすべて明示しましょう。
- ニュスグループとメーリングリストへの投稿に関して、.sig(特定話題グループ)で認められない利用方法も含めて、あなたのサイトの方針をすべて明示しましょう。
- アーカイブ方針を明示し、広報しましょう。(記事の保管期間の長さは?)
- あなたの利用者に関する告発は、早急に、そして寛大な心で調査しましょう。
- あなたのシステムの健康状態を必ず監視しましょう。
- システムログの保存期間について考え、ログ記録に関する方針を広報しましょう。
- メーリングリストは「バウンス(跳ね返り)」問題を避けるために最新に保ちましょう。
- 問題が起きた時には、メーリングリスト責任者を手助けしましょう。
- メーリングリスト責任者にメンテナンス窓口やシステムダウンの予定を知らせましょう。
- メーリングリストの申し込みと管理のための「-request」エイリアスは、必ず持たせるように設定しましょう。
- すべてのメールゲートウェイが円滑に稼働していることを確認しましょう。
- 購読しているニュースフィードの性質を広報しましょう。もし、全部のフィードを購読しているのでない時には、人々はなぜ購読していないのか知りたがるかもしれません。
- クライアントのニュースリーダーソフトが多様なため、クライアント側の問題なのにニュースサーバが非難されることがありえることに気をつけましょう。
- 利用者から自分の記事のキャンセルや、チェーンレターのような不正な記事のキャンセルを求められた時には、直ちに最優先で対応してあげましょう。
- 「Usenet」、「Netnews」、「News」という名前をエイリアスしておき、これらに
宛てたメールを誰かが確実に読むようにしておきましょう。
3.3 議長(Moderator)のガイドライン
3.3.1 一般的なガイドライン
- Frequestly Asked Questions(FAQ;よく聞かれる質問と答え)が必ず定期的に投稿されるようにしておきましょう。記事/メッセージについてのガイドラインを含めましょう。あなたがFAQの管理者でない場合には、彼らが確実にそうするようにさせましょう。
- 参加申請と脱退申請の方法を明記した、良質な歓迎メッセージを必ず用意しましょう。
- ニュースグループには、独自の憲章(チャーター)/ガイドラインを定期的に投稿させなければなりません。
- メーリングリストとニュースグループは最新に保ちましょう。時宜に応じたメッセージを投稿しましょう。あなたが休暇の時とか街を離れるときには、代理人を指名しましょう。
4.0 情報サービス(Gopher, Wais, WWW, ftp, telnet)
最近のインターネット史において、ネットは新規の多様な情報サービスで爆発的に拡大しました。Gopher, Wais, World Wide Web (WWW), Multi-User Dimensions (MUD), Multi-User Dimensions which are Object Oriented (MOO) はこれらの新しい分野の一片に過ぎません。情報検索能力は爆発していますが、「利用者側の危険負担責任」(Caveat Emptor)は不変に残っています。これらのサービスに関するより多くの情報は、推奨文献目録の文献[14,28]を参照してください。
4.1 利用者のガイドライン
4.1.1 一般的なガイドライン
- これらのサービスのすべては、他の誰かのものであることを覚えておきましょう。請求書に支払いをする人は、利用法を管理する規則を作り始めます。情報は無料かもしれませんし、有料かもしれません!必ず確認しておきましょう。
- もし情報サービスの形式にまつわる問題があるときには、まず自分の組織内から問題解決を始めましょう:ファイル構成、ソフトウェア設定、ネットワーク接続などを確認しましょう。プロバイダ側の問題だとか、プロバイダ側の障害だと思う前に、このことを確認しましょう。
- ファイル形式を表わすための慣習的なファイル名のつけ方がありますが、この習慣通りにファイル名がつけられていると思い込んではいけません。例えば、「.doc」ファイルは、必ずしもワープロのファイルではありません。
- 情報サービスも、www.xyz.com〔「www+ドメイン名」をWWWサーバとする〕のような慣習的な命名法を使います。繰り返しますが、この命名法を知っていることは役に立つことですが、必然的なものとして頼ってはいけません。
- あなたのシステムでのファイル名の働き方を知っておきましょう。
- セッション接続中には情報提供に用いられる命名規則に注意を払いましょう。FTPサイトでは通常、READMEという名前のファイルを最初のディレクトリに置いて、入手可能なファイルの情報を知らせています。しかし、これらのファイルが最新の内容であるとか、正確なものだと仮定してはいけません。
- どのような情報であれ、決してそれが最新のものだとか、正確なものだと仮定してはいけません。最新のテクノロジーにより誰でも出版できるようにはなりましたが、なかには出版に伴う責任を理解していない人もいることを覚えておきましょう。
- 情報セキュリティと認証に関する技術手段で確実に守られているのでない限り、システムに送信する情報はどれもインターネット上で「白日のもとにさらされ」ながら転送され、盗聴や偽造に対して無防備であることを覚えておきましょう。
- インターネットは地球規模のものですから、情報サービスはあなたの属する社会とは著しく異なった文化や生活様式を反映するかもしれないことを覚えておきましょう。あなたにとって不快な文書を見つけたとしても、実はそれが許容されている地域から発信されたものかもしれません。いつも寛大な心を保ちましょう。
- 人気があるサーバーの情報が欲しいとき、ミラーサーバーの一覧が提供されていれば、必ず近くのミラーサーバーを利用しましょう。
- 他の人々にダウンロードして貰う書類を預けるために他人のFTPサイトを利用してはいけません。これは「ダンピング(dumping)」と名づけられた行為で、一般に受け入れられる行為ではありません。
- あるサイトとの通信に障害が起きて、助けを求める場合には、プログラムの解析を支援するために、出来る限り多くの情報を必ず提供しましょう。
- ホームページのような、あなた自身の情報サービスを立ち上げるときには、所属組織のシステム管理者に、自分の組織ではどんなガイドラインがあるのかを必ず確認しておきましょう。
- 人気があるサイトのシステムの負担を分散するために、混雑する時間帯を避け、空いている時刻にログインすることを考えに入れましょう。
4.1.2 リアル・タイム対話サービス(MUD MOO IRC)のガイドライン
- 他の環境と同様に、はじめは「聞くこと」に徹して、そのグループの文化を知っておくのは賢いやり方です。
- チャンネルやルームに参加している全員に個別に挨拶をする必要はありません。たいていは、単なる「Hello」とか、そんなもので十分です。クライアントの自動機能を使って人々に挨拶をするのは、許容されない行為です。
- 大量の情報を送りたいときには、あらかじめ参加者たちに警告しましょう。全員がそれを受け取ることに同意したなら、それを送ってもかまいません。しかし、頼まれてもいない情報を警告なしに送りつけることは、メールの場合と同様に悪いやり方とされています。
- あなたの知らない人があなたと会話をしたがっていると思ってはいけません。知らない人に個人宛メッセージ〔電子メール〕をどうしても送りたいというのであれば、相手が忙しいかもしれないこと、または単にあなたと話をしたくないかもしれないという事実をおとなしく受け入れるよう心がけましょう。
- そのグループのガイドラインを尊重しましょう。そのグループの入門手引きを探してみましょう。関連したFTPサイトにあるかもしれません。
- 性別、年齢、居住地のような個人の情報を教えるよう他のユーザに求めてはいけません。別のユーザと知り合いになった後でなら、これらの質問はより適切となるかもしれませんが、多くの人は親しくない人にこれらの情報を与えることをためらうものです。
- あるユーザがニックネームや偽名を使っている時には、名前を隠したいという本人の希望を尊重しましょう。たとえあなたとその人が親しい友人であっても、彼のニックネームを使う方がより礼儀正しいことです。本人の許可なくその人の本名をオンラインで使ってはなりません。
4.2 管理者のガイドライン
4.2.1 一般的なガイドライン
- 複製しても良いものがどれで、複製してはいけないものがどれかを明示しましょう。
- あなたのサイトとあなたの組織で何が利用できるのかを記述しましょう。すべての一般的方針を必ず明示しましょう。
- 情報(特にREADME)を最新に保ちましょう。READMEはASCIIコードのプレーンテキストで提供しましょう。
- あなたのサイトのミラーサイトについて、把握している限りの一覧を提示しましょう。ミラーサイトが適用できる著作権表示を確実に含めておきましょう。可能なら、それらの更新予定も一覧にしましょう。
- 人気がある(しかも大きい)情報には、それを支えられるだけの帯域幅(回線容量)を確実に持たせておきましょう。
- ファイル拡張子の命名法を使いましょう。asciiテキストには.txt、HTML文書には.htmlか.htm、Postscriptには.ps、Portable Document Formatには.pdf、SGMLには.sgmlか.sgm、非UNIX系実行ファイルには.exeなどです。
- 転送されるファイルには、できるだけ最初の8文字だけで一意性のあるファイル名をつけましょう。
- 情報を提供しているときは、必ず何かあなたのサイト独自の情報を提供しましょう。単にインターネット上の他のサービスの場所を示すだけの情報サービスを上げることは避けましょう。
- 断わりなく、他のサイトへのポインタを設けてはいけません。〔無断リンクは控えましょう〕
- 情報サービスを提供するということは、単にデザイン(設計)してインプリメンテーション(構築)を行うこと以上のものであることを覚えておきましょう。メンテナンス(管理営繕)もしなくてはいけません。
- 公開する情報内容は、所属組織にふさわしいものであるようにしておきましょう。
- アプリケーションをいろいろなツールでテストしましょう。たった一台のクライアントでテストしたからといって、全部がうまく動くと思ってはいけません。また、クライアント群には最も低級なテクノロジーを仮定し、グラフィカルユーザインターフェースでしか使えないようなアプリケーションを作ってはなりません。
- 提供する情報について一貫した展望を持ちましょう。アプリケーション間でルック&フィール(見た目と使い勝手)が同一に保たれるようにしましょう。
- 提供する情報の寿命の長さに敏感になりましょう。時間に敏感な題材には必ず日付をつけ、この情報の良好な管理状態が維持されるように注意を払いましょう。
- 輸出制限は、国によって異なります。情報を公開する際には、輸出制限との関連性を必ず理解しておきましょう。
- WWWフィードバックのような方法で情報を求める場合、集めた情報をもとして何をしようとしているのかをユーザに知らせましょう。人々の発言を公表しようとしている時には、たとえ他のユーザが利用できるようにするだけの受動的な場合であっても、事前に予告しておく必要があります。
- ホームページのような、ユーザの情報サービスに関するあなたの方針が確実に周知されるようにしましょう。
5.0 推奨文献目録
この文献目録は、一般の資料と同様に上記の各章の情報の大部分を集めるために使われたものです。これらの文献の中で特に触れられていない項目については、インターネット技術特別調査委員会ネットワーク責任利用作業部会の経験から集められました。
[1] 「電子メール様式の要素」
Angell, D., and B. Heslop, "The Elements of E-mail Style",
New York: Addison-Wesley, 1994.
[2] 「ユースネット関係のFAQへの回答」
"Answers to Frequently Asked Questions about Usenet"
Original author: jerry@eagle.UUCP (Jerry Schwarz)
Maintained by: netannounce@deshaw.com (Mark Moraes)
Archive-name: usenet-faq/part1
[3] 「インターネットでのふるまいと利用法のガイドライン」
Cerf, V., "Guidelines for Conduct on and Use of
Internet", at: <URL:http://www.isoc.org/proceedings/
conduct/cerf-Aug-draft.html>
[4] 「新規利用者のためのインターネットの手引き」
Dern, D., "The Internet Guide for New Users", New York:
McGraw-Hill, 1994.
[5] 「エミリー・ポストニュースがあなたのネチケットの質問に答えます」
"Emily Postnews Answers Your Questions on Netiquette"
Original author: brad@looking.on.ca (Brad Templeton)
Maintained by: netannounce@deshaw.com (Mark Moraes)
Archive-name: emily-postnews/part1
[6] 「みんなのためのインターネットの手引き」
Gaffin, A., "Everybody's Guide to the Internet", Cambridge,
Mass., MIT Press, 1994.
[7] 「インターネットの責任ある利用のためのガイドライン」
"Guidelines for Responsible Use of the Internet"
from the US house of Representatives gopher, at:
<URL:gopher://gopher.house.gov:70/OF-1%3a208%3aInternet
%20Etiquette>
[8] 「(FAQ)正しい投稿場所の探し方」
How to find the right place to post (FAQ)
by buglady@bronze.lcs.mit.edu (Aliza R. Panitz)
Archive-name: finding-groups/general
[9] 「馬と納屋の扉:インターネット利用の組織ガイドラインの発展」
Hambridge, S., and J. Sedayao, "Horses and Barn Doors:
Evolution of Corporate Guidelines for Internet Usage",
LISA VII, Usenix, November 1-5, 1993, pp. 9-16.
<URL: ftp://ftp.intel.com/pub/papers/horses.ps or
horses.ascii> <PDF>
[10] 「インターネット即席ガイド:手のひらの地球的ネットワーク」
Heslop, B., and D. Angell, "The Instant Internet guide :
Hands-on Global Networking", Reading, Mass., Addison-Wesley,
1994.
[11] 「インターネットエチケットの助言集」
Horwitz, S., "Internet Etiquette Tips",
<ftp://ftp.temple.edu/pub/info/help-net/netiquette.infohn>
[12] 「倫理とインターネット」RFC1087
Internet Activities Board, "Ethics and the Internet", RFC 1087,
IAB, January 1989. <URL: ftp://ds.internic.net/rfc/rfc1087.txt>
[13] 「禅とインターネットの芸術:初心者の手引き」
Kehoe, B., "Zen and the Art of the Internet: A Beginner's
Guide", ネチケット情報は各章に分散している。第3版。
3rd ed. Englewood Cliffs, NJ., Prentice-Hall,1994.
邦訳:キーホー、B.P. (1993) 『初心者のためのインターネット』西田竹志
訳、トッパン。〔ただし第2版〕
[14] 「インターネットパスポート:ノースウェストネットの世界的オンラインの
手引き」
Kochmer, J., "Internet Passport: NorthWestNet's Guide
to our World Online", 4th ed. Bellevue, Wash.,
NorthWestNet, Northwest Academic Computing Consortium, 1993.
[15] 「インターネットの全容:利用者の手引きとカタログ」
Krol, Ed, "The Whole Internet: User's Guide and
Catalog", Sebastopol, CA, O'Reilly & Associates,
1992.
邦訳:エド・クロル著『インターネットユーザーズガイド−改訂版−』村井
純監訳、オーム社(1995)。
[16] 「情報専門家のためのインターネット入門:インターネットネットワーク技
術の基本ガイド」
Lane, E. and C. Summerhill, "Internet Primer for
Information Professionals: a basic guide to Internet networking
technology", Westport, CT, Meckler, 1993.
[17] 「インターネットの友」
LaQuey, T., and J. Ryer, "The Internet Companion",
Chapter 3 "Communicating with People", pp 41-74. Reading,
MA, Addison-Wesley, 1993.
邦訳:ラクウェイ、T. & J.C. ライアー (1993) 『Internetビギナーズガイ
ド』鈴木摂訳、トッパン。
[18] 「ワイルドなインターネットのサーフィン」
Mandel, T., "Surfing the Wild Internet", SRI International
Business Intelligence Program, Scan No. 2109. March, 1993.
<URL: gopher://gopher.well.sf.ca.us:70/00/Communications/
surf-wild>
[19] 「ネットワークに黄金あり!あるいは全部の間違った場所で宝を探すこと」
Martin, J., "There's Gold in them thar Networks! or Searching for
Treasure in all the Wrong Places", FYI 10, RFC 1402,
January 1993. <URL: ftp://ds.internic.net/rfc/rfc1402.txt>
[20] 「IRCの短い入門」
Pioch, N., "A Short IRC Primer", Text conversion
by Owe Rasmussen. Edition 1.1b, February 28, 1993.
<URL: http://www.kei.com/irc/IRCprimer1.1.txt>
[21] 「ネットサーフィン:ある入門」
Polly, J., "Surfing the Internet: an Introduction",
Version 2.0.3. Revised May 15, 1993.
<URL: gopher://nysernet.org:70/00/ftp%20archives/
pub/resources/guides/surfing.2.0.3.txt>
<URL: ftp://ftp.nysernet.org/pub/resources/guides/
surfing.2.0.3.txt>
[22] 「ユースネット共同体との付き合い方入門」
"A Primer on How to Work With the Usenet Community"
Original author: chuq@apple.com (Chuq Von Rospach)
Maintained by: netannounce@deshaw.com (Mark Moraes)
Archive-name: usenet-primer/part1
[23] 「ザ・ネット:利用者の指針とネチケット」
Rinaldi, A., "The Net: User Guidelines and Netiquette",
September 3, 1992.
<URL: http://www.fau.edu/rinaldi/netiquette.html>
日本語版URL<https://www.cgh.ed.jp/netiquette/fauj/>
[24] 「ユースネット投稿のルール」
"Rules for posting to Usenet"
Original author: spaf@cs.purdue.edu (Gene Spafford)
Maintained by: netannounce@deshaw.com (Mark Moraes)
Archive-name: posting-rules/part1
[25] 「ネチケット」
Shea, V., "Netiquette", San Francisco: Albion Books,
1994?.
[26] 「インターネットにおけるアドバイスのしかた」
Strangelove, M., with A. Bosley, "How to Advertise
on the Internet", ISSN 1201-0758.
[27] 「インターネットの基礎」
Tenant, R., "Internet Basics", ERIC Clearinghouse of Information
Resources, EDO-IR-92-7. September, 1992.
<URL: gopher://nic.merit.edu:7043/00/introducing.
the.internet/internet.basics.eric-digest>
<URL: gopher://vega.lib.ncsu.edu:70/00/library/
reference/guides/tennet>
[28] 「みんなのためのインターネット:ユーザとプロバイダの手引き」
Wiggins, R., "The Internet for everyone: a guide for
users and providers", New York, McGraw-Hill, 1995.
6.0 セキュリティ(保安)の考慮
セキュリティ(保安)の問題は、このメモの中では論議されていません。
7.0 著者のアドレス
Sally Hambridge (サリー・ハンブリッジ)
Intel Corporation(インテル社)
2880 Northwestern Parkway
SC3-15
Santa Clara, CA 95052(カリフォルニア州サンタクララ)
Phone: 408-765-2931
Fax: 408-765-3679
EMail: sallyh@ludwig.sc.intel.com
8.0 日本語版について
8.1 注意事項
- このRFC1855の日本語訳は訳者が個人の責任で翻訳したものです。文中〔〕【】の
部分は訳者が補った注記です。
- 翻訳にあたってはできるだけ原文に忠実に翻訳しました。そのままでは日本の状況に対応できない部分があるかもしれませんのでご注意ください。
- このバージョンは中学生以上の読者が読みやすいように「ですます調」の表記にしたものです。文中で、「〜しましょう」という表現を使っている部分は、原文ではも
っと強い意味の命令形で表記されていますのでご注意ください。
- この日本語版の配布は無制限です。日本語原版について修正などのご要望がある場合は、訳者までご連絡ください。
- 各組織または個人が独自のガイドラインを定めるためにこの文書の全部または一部を使用することを歓迎します。もちろんその場合は適宜改変を加えても結構です。
8.2 日本語版の原本
日本語版原本の所在は下記のURLです。
※日本語版(ですます調)
WWW: https://www.cgh.ed.jp/netiquette/rfc1855j.txt
※日本語版(である調)
WWW: https://www.cgh.ed.jp/netiquette/rfc1855ja.txt
(ファイル名が8文字を超えていますので注意してください)
※HTML版
WWW: https://www.cgh.ed.jp/netiquette/rfc1855j.html
ネチケット・ホームページ[
https://www.cgh.ed.jp/netiquette/]もご参照ください。
8.3 日本語訳者
高橋邦夫 Kunio Takahashi
千葉学芸高等学校 Chiba Gakugei High School
〒283-0005 千葉県東金市田間1999 1999 Tama, Togane, Chiba 2830005, Japan.
電話 0475−52−1161 Phone: +81-475-52-1161
EMail: ktaka@cgh.ed.jp
8.4 更新履歴
1996. 2. 2 Ver.1.0 日本語版初版発行(fj.archives.documents etc.)
1996. 3. 1 Ver.1.01 バグ改良、邦訳書誌情報追加
1996. 3.22 Ver.1.02 書誌情報訂正
2020.10.26 Ver.2.0 日本語版改訂
-----RFC1855日本語版最終行(rfc1855j.html 2020.10.26 Ver.2.0)-----